農業コラム

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  • 2020年07月09日

第3回「レタス梱包・出荷作業の改善(導入とその後の改善)」

 
作業改善に終わりはない

皆様、お元気ですか?
梅雨明けが待ち遠しい今日この頃です。湿気の多い暑さは嫌ですね。

夏の太陽、まだかな。とは言っても、今年の夏はコロナウイルスの影響で海水浴場もプールも開けない所が多いので、どんな夏の過ごし方になるのでしょうか。
 

今回にて 作業改善コラム「レタス梱包・出荷作業の改善」は最終回となります。

どうぞよろしくお願い致します。

改善什器と改善後の作業状況

「レタス梱包作業台」と「疲労軽減マット」と「レタスストック台」です。これだけ見ても何がなんだかわかりませんよね。

「レタス梱包作業台」と「疲労軽減マット」

「レタスストック台」

 
~それでは、作業場を覗いてみましょう~

作業改善後 After

作業改善前より作業場がスッキリ

改善前に床に敷いていた畳(上図 作業改善前 Beforeの黄色部)が撤去されました。細かいことですが畳がなくなって掃除がしやすくなりました。
食品を扱っているのですから衛生面の向上が図れることは良いことです。
畳がなくなった代わりに「疲労軽減マット」が使用されています。

有効スペースが広くなったことで空段ボール箱のエリアが増えましたね。
また、レタスの包装作業からの動線がストレート(直線)になりました。

木製のレタス梱包作業台が追加されています。
イレクター製のレタス梱包作業台が納入されて、その使い勝手が良かったそうで施主様が自作されたそうです。

(左)イレクター製のレタス梱包作業台、(右)木製のレタス梱包作業台

作業員さん達には「腰と膝が楽になりました。」と喜ばれました。

今回の作業改善で詰め作業の時間短縮ができました。

予想はしていましたが、”詰め作業の時間が30%程度短縮できた”ようです。よって、全体の作業終了時間も早くなりました。

雇用をしている施主様にもこの部分は大きなメリットとなります。

いやー、良かった。良かった。

 
生産者様は生産部会に所属していたりして同業者様との交流はあります。
しかし、会う機会は会合や生産圃場などが多く、他の生産者様の出荷作業を見る機会は意外と少ないようです。

実際に、他地区でレタス生産者様への改善提案、生姜や花、葉ネギなどでも改善提案を行ってきましたが、部会から依頼されて生産者様同行でモデル生産者様の出荷作業場に入ると「俺も初めて入った。」「こんなやり方しているのか。」とおっしゃる生産者様は想像以上に多いです。

出荷作業≒軽作業

農業において栽培はメインであり、それに伴う防除や施肥にも機械化は進んでいます。しかし、いちごなどでも収穫した後の出荷までの作業時間が実は栽培に掛かる時間と同等もしくはそれ以上であることは少なくないです。

しかもその作業を担っているのは、施主様の奥様やお母様など女性中心の場合があります。

圃場に出て重たい収穫物を持つなどに比べ出荷作業は軽作業と思われがちなのだろうと考えます。実際は、調整作業や詰め作業でも重量物の運搬はありますし、立ちっぱなし・座りっぱなしも珍しいことではありません。

調整作業・出荷作業用の機械化はある程度進んでいますが、その種類は少ないです。また今回使用したレタスコンベヤのようにその機材の前後のことはあまり考えられているとは思えません。

”今まで通り...” がいいわけではない

葉ネギの調整・出荷作業改善を提案させて頂いた時に女性だけが集まって見学・検討会を行ったことがあります。雇用されている場合の作業管理や人間関係でご苦労されているお話を伺ったことを良く覚えています。その時はあまり良い提案ができなくて悔しかったなあ。女性と言うかお嫁さんの意見が通り辛いなあと感じました。
 
ヒトは環境変化を嫌うことが多いです。

なぜなら、変わった環境に適応するため新しく覚える(勉強する)必要があるからです。今まで通りが楽と考えることは少なくないです。

作業改善はその考えを否定します。このままではいけないと思うからこそ改善に取り組むのです。
そして、今回行った作業改善で満足することはない。
こちらの作業場において外葉剥き作業は改善すべき点があった。収穫物をトラックから降ろす作業も改善したい。箱詰めされたレタスをトラックに積載する作業にも改善の余地はある。

作業改善には終わりはないのかもしれません。

 
~このコラムはただのきっかけにすぎません~
 
実際、コンベヤを使用する等改善された部分はあったのです。その1歩を少なくすることが改善なのです。レタス包装機には投入前にコンベヤがついたタイプもあります。しかし、その前作業の外葉剥きや梱包済レタスの等階級分別には機械はありません。手作業で行う部分をいかに時間が掛からないようにできるのか。機械に無い部分を作業改善提案していきます。

私は今の業務の中でも作業改善提案をしています。
1例としては栽培棚です。メンテナンスを減らせることができる棚の開発に携わっています。

メンテナンスの時間短縮によって他の作業を行う時間を増やすことが可能となります。
メンテナンスには無理な体勢でしか行えない場面に直面することは多いです。
メンテナンスフリーは作業改善なのです。

「〇〇する作業がなくなって、良かったね。」は全て作業改善に繋がっているのです。
「〇〇作業は大変だ。」は作業改善の余地があると言うことです。

説明会、展示会の開催

説明会も展示会も行います。
展示車(2tトラック)を弊社各支店にて用意していますので、指定の場所へ機材を運んで展示会が開催できます。
ウイング車なので、雨の日であっても荷台上での説明が可能です。

作業改善コラム「レタス梱包・出荷作業の改善」に最後までお付き合い頂きましたこと嬉しく思います。

”こんな作物を扱っていて、こんな作業があるのだが、大変でどうにかならないか。”

と思われている方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。

アグリコネクターでは、お問い合わせを受け付けております
 
 
全3回でお届けしました作業改善コラム「レタス梱包・出荷の作業改善」は、これにて終了となります。
次回(があったら)お楽しみに。
またお会いしましょう。バイバイ。