いちご日記

  • 2019年09月26日

アイポットが普及した理由

こんにちは。
9月の後半だというのに暑い日々が続きますね。
皆様方の体調はいかがでしょうか。

さて今回はアイポットが普及した理由についてお話しさせていただきます。
写真は今回で3回目の登場となる藤枝市 K様の圃場にて撮影させて頂きました。
本当にお世話になります。撮影当日も蒸し暑い日でしたが、快く了解していただきました。
ありがとうございます。

K様のいちご生育状況

パネル上げされたいちご苗とアイポット

親株から子苗を切り離しました。親株からの養分供給がなくなりますので固形肥料がポット内に入っています。潅水することにより肥効が浸透します。

アイポット育苗を支える育苗パネル

育苗パネル(70穴)

K様が使用している育苗パネルは1995年に購入していただいた、初期タイプです。破損に強く、今もなお使い続けていただいています。
当時の色はアイボリーでしたが、現行色はグリーンです。

●育苗パネルの製品情報はこちら

育苗パネル(70穴)拡大図

アイポット・育苗パネルで水分を集めます

アイポット・育苗パネルの集水機能

親株から子苗への水分供給もなくなりますので、苗への潅水が必要となります。
育苗パネルを使用すればパネル上に散水された水分や液肥がポットに誘導される「集水機能」があります。また、育苗が容易にできる「ポットの保持機能」を備えています。
更に炎天下でもアイポットに直接太陽光線が当たらないようにして根群の高温障害を防ぐ「遮熱機能」と三つの機能を併せ持っています。

25年前に生まれたアイポット

アイポット育苗は作業者の労力軽減を目指した製品です。25年も前に作業改善を目的として開発された育苗資材なのです。
また、開発時にポット形状については相当議論があったようです。アイポット苗は活着が良いと言われていますが、それはこの形状だからこそなのです。
形状を変えた類似品とはいちご作りへの思いが全く違います。それこそが生産者様に選ばれた理由なのです。

アイポットで破損でのクレームは一度も受けたことがありません。全く丈夫な製品です。

アイポットの製品情報はこちら

K様は今回3種類の固形肥料を使用していました。いつまでも研究熱心です。

錠剤が3種類ですが、1ポット1錠剤が2種類 1ポットに複数個使用するタイプが1種類です。
窒素 燐酸 カリの割合は3種類ともに同じとのことでした。
また、採苗 ポット受け時に使用していた金網は架台から外され巻いて保管してありました。
資材の流用や片付けに時間がかからないこともアイポット育苗の利点でしょう。

K様 ありがとうございました。夜冷の準備の手を休めて私の相手をしてくださいました。
途中でJAの職員様もお見えになられて2人でK様のお話を伺っていました。
まだまだ、お世話になります。多分、収穫まで。今後もよろしくお願い致します。

次回予告

次回は夜冷育苗を紹介します。いちごの生産者様全てが行う育苗方法ではありません。
ちょっとレアな次回です。この日記も段々マニアックになってきました。
「用語集」に掲載している言葉もあります。併せてお読みください。

「用語集」はこちら