いちご日記

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  • 2019年09月05日

生産者様の圃場にお邪魔しています!

●いちご苗の生育状況です

こんにちは。
9月に入っても本当に暑い日が続く毎日です。
皆様、暑さ対策はされていますでしょうか。
野外でもハウス内でも熱中症には特に気を付けてください。

今回の「いちご日記」は以前こちらで紹介させていただいた藤枝氏のK様の圃場にお邪魔
して育苗の進捗状況をお伝えします。
前回の訪問から約1カ月が経過しました。紅ほっぺはどんな感じでしょうか。

前回訪問時はやっと太郎苗が発生し始めたところでしたが、今回は三郎苗のポット受けまで進んでいました。
K様のお話では「必要数量を確保してパネル上げを行う時期は早くても8月初旬頃になりそうだ。」とのことでした。
例年と比較して少し遅れ気味と話されていました。

K様の加入するJAのいちご部会にはアイポット研究会がありました。
ご一緒させて頂いた生産者様も1人2人といちご作りから引退されているようです。
今回、K様から「高設栽培にして良かった。していなかったら75歳までいちご作りはできなかっただろう。」と。
びっくりしました。そして初めて聞いたお言葉でした。
本当にK様をはじめとして皆様方には感謝の気持ちで一杯です。
ありがとうございます。

ランナー増殖図

パネル上げ状態

育苗パネル(70穴)

清水区のS様の圃場にもお邪魔しました。
いつも通りの笑顔でS様が迎えてくれます。
前回からやはり約1カ月経過しています。「章姫」と「きらぴ香」はどうなっているでしょう。

章姫

きらぴ香

第7回の日記で紹介した通り「章姫」と比較して「きらぴ香」はランナー発生量が少ないです。
「章姫」は採苗用の金網の空きスペースがほとんどない状況ですが「きらぴ香」の架台にはまだ余裕があります。
親株の数は1プランター当たりで「きらぴ香」が「章姫」よりも1本多く植えられています。
それでも「章姫」よりもランナー発生は薄いです。
「章姫」のみの栽培であれば定植に必要な苗の数はすでに確保できた状況のようです。

S様もパネル上げの時期は「7月下旬から8月初旬頃になるだろう。」とお話しされていました。
また、「定植まで60日は育苗をしたい。」ともおっしゃっていました。
9月20日定植とするならば切離し時期はお話の通りの時期になりますね。

「女峰」という品種ができて、いちごはミルクも何も着けないで食べるものになりました。
そこから新品種が各地で開発させるようになり、また高設栽培も導入されるようになりました。
各地で講演会が盛んに行われるようになりました。農業展示会もいちご関係が中心の時代がありました。その時期に出会った方々にお世話になり今日があると思っています。
S様とも一緒に講演会にも行きましたし、多くの方を紹介していただきました。
本当にありがたいことです。

いちご統計表:農林水産省統計より

昨今、植物工場にて生産される野菜やきのこ類が市場に出回っています。それらの多くは企業が農業へ参入したことによる部分が大きいです。
いちごも植物工場にて生産されることもありますがその量は僅かなものです。
いちご統計表でも分かるように栽培面積・収穫量・出荷量ともに減少傾向にあります。
それは生産者の高齢化及び後継者不足よって生じる生産者人口の減少が大きな要因です。
いちごだけでなく日本農業そのものが後継者不足なのです。
この日記で活躍していらっしゃる生産者の方々には1日でも長くいちごを作って頂きたいと思っています。

K様、S様 今回もご協力ありがとうございました。
忙しい中、作業の手を止めていろいろな話をしてくださいます。
ご主人が圃場にお見えでないときは奥様が私とお話してくださいます。
次回はパネル上げの頃にお邪魔したいとお願いしたところお二人とも快く受けてくださいました。
これから益々暑い日が続きますがお体ご自愛頂きたく存じます。
この日記が継続できることの理由としてこうして訪問できる元気な生産者様がいらっしゃることが大きいです。
私もお会いできることを楽しみに思っております。
今後もよろしくお願いいたします。

次回は、パネル上げを紹介していく予定です。
アイポットでのパネル上げとは何か。アイポット育苗が普及した理由が分かります。
お楽しみに…。