いちご日記

  • 2019年07月15日

いちごのプロ【その2】続編

●品種の違いは?食味だけじゃないよ!?

こんにちは。
梅雨でジメジメした日が続き、梅雨明けが待ち遠しい今日この頃です。
気持ちが萎えないように張り切っていきましょう。

今回の「いちご日記」は前回に引続き静岡市清水区のS様の圃場で育苗の状況を報告します。

パネル用架台です。

藤枝市のK様と同じく、採苗はアイポット用70穴パネルの架台を流用しています。
アイポットのユーザー様はこの方式を採用している方が多いです。

章姫のポット受けです。ランナーは旺盛に発生します。

前回でも報告しましたが、静岡県内でのアイポットとスーパーアイポットの累計での販売数量は500万本
を超えています。

ここまでの販売に至った理由は生産者様をはじめ、生産指導・販売に関わる機関の皆様、代理店の方々
のご協力があってのことです。ありがとうございます。

もうひとつの理由としては章姫とアイポットの相性が良かったことが静岡でこれだけの販売数量に繋がる
きっかけだったと思っています。ありがとう!!章姫。

静岡県下にて栽培品種が女峰から章姫に切り替わったころのアイポットの販売数量は1995年度「61.5
万本」、1996年度「86.5万本」です。
単年度での販売は1996年度が最大の本数です。今後この本数を超えることはないでしょう。
各地でアイポットの普及勉強会を開かせていただきました。ありがとうございました。
みんな元気だといいなあ…。

お待たせしました!こちらはきらぴ香のポット受けです。

写真では分かりづらいですが、章姫と比較して明らかにランナー発生量が少ないです。
この時期(6月)に花がいっぱい咲いてしまうような品種です。正直、びっくりです。

どのぐらいランナー発生率が違うのか?
S様の話では同数の定植苗を生産する場合、親株の必要数量が「2:1」ほど違うようです。
きらぴ香が2となります。苗の確保は大変です。

実際にこの圃場でも弊社、親株栽培槽「GFT-16」に定植してある親株の数はきらぴ香のほうが1本
多く植えてありました。

ランナー発生率が少ない品種は収穫量も少ないと推測できます。
来年春頃には数値での違いを報告できると思います。
合わせて食味の違いや果実の色の違いも紹介していきたいです。

S様はこのハウスにて「14,000本」の定植苗の生産を予定しています。

ちなみに育苗ハウスはこの場所以外にもあります。

今年はどんないちごができるのかな。
きらぴ香とは関わり合いが全くないからどうなるのか楽しみです。
次回の訪問時には網目が見えないほどにポット受けが進んでいることでしょう。

S様、ありがとうございました。素人の久々の訪問なのに快く了解くださいました。
また丁寧な説明本当にありがとうございます。紹介に日記2回に渡るほどの時間、説明して頂きました。
今後もご面倒をおかけしますがご協力よろしくお願い致します。

弊社の圃場いちご栽培はお休み中です。
次回もお得意様の近況の報告を予定しています。
さて、どこに行こうかなあ…。

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